2014/02/04

中国正月の電子年玉商戦


時代の変化にともない、春節に「紅包(お年玉)」を贈るという伝統にも、科学技術の波が押し寄せてきた。ある調査によると、「電子紅包」は現代の華人にもっとも流行している現金を贈る手段のひとつとなった。中国国内で送金を受け取った回答者のうち、過半数(58.3%)は、「電子紅包」により直接銀行口座に贈って欲しい、と希望している。過去1年間、男性(56.8%)は女性(38.5%)よりも新年の「電子紅包」を多く受け取ったのが興味深い。

そこで、微信の「お年玉」は、アリペイや新浪微博(ウェイボー)がこのほどリリースした同様のサービスと同じく、手軽で新選な体験により人気を集めている。このお年玉争奪戦の裏側で、IT各社が奪い合っているのはより多くのユーザー数であり、優れた体験により新規ユーザーを獲得しようとしている。

当然ながら、どれほど素晴らしい体験であっても、市場とユーザーの需要を発掘しなければならない。春節(旧正月)のお年玉は伝統的な習慣であり、確かな需要が存在する。春節期間、人々の交流が頻繁になるが、モバイル端末向けアプリの開発者はこの「天と地と人の利」を得るチャンスを利用し、若者を中心とするモバイル消費群を獲得しようとしている。彼らにモバイルアプリの習慣を実家や家族の元に持ち帰らせ、より大きな市場を獲得しようというのだ。

表面的にはユーザーがお年玉を争奪しているように見えるが、その裏側ではインターネット大手がユーザーのモバイル決済の習慣を争奪しているのだ。モバイルネットワークの時代、先に優れた体験によりユーザーを引き留め、その習慣を形成した企業が、未来の競争において大きな主導権を手にすることができる。今回のお年玉争奪戦ばかりでなく、タクシー配車アプリが金を払ってまでタクシーを配車するのにも、同じ狙いがある。

情報源:人民日報等

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