2015/08/20

中国人の「代理爆買い」はスマホで受注、アリペイで決済

夜の買い物の中心は、何と言ってもドラッグストアだ。混雑する店内に入ってみると、中国人が行列をなしていた。

人気を博しているのは、ライオンの足用冷却ジェルシート「休足時間」や資生堂の洗顔料「パーフェクトホイップ」。ほかにも風邪薬や胃腸薬、歯磨き粉まで、さまざまなものが買われていた。外国人旅行客の“爆買い”を後押ししている。

新宿では旅行客だけでなく、留学生の存在感も大きい。四川省出身で日本の大学院に通っているという中国人女性に聞いてみた。彼女はALBION(アルビオン)の高級スキンコンディショナーを買ったという。「これは友だちに頼まれて。中国の友人はALBIONが好きなんです」。

彼女は日本に来て、居酒屋でアルバイトをしながら大学院に通っていたが、1年前から日本製品の「代理購入」を手掛け始めたという。メッセージングアプリ微信(WeChat)を通じて友人やその友だちに、日本の化粧品に関する情報を発信。そして買い物を請け負う。

オンライン決済サービスの「支付宝」(アリペイ)で入金を確認してから買い物をして本国に送るため、代金を取りはぐれる心配はない。手数料(利益)は商品が1万円未満だと20%前後、1万円を超すと15%くらいだという。

「1カ月の手取り収入は10万円くらい。留学生の8割が代理購入を手掛けている」と語る。代理購入は中国人留学生にとって、日本での生活費を賄うための重要な資金源になっているようだ。

微信で日本「神薬」(人気のある大衆薬)ランキングが大ヒットした同じ日に、銀座や新宿のドラッグストアで特定の商品が根こそぎ中国人に買われる現象も起きている。

ドラッグストアで売れている商品に、フェイスマスクの「Lululun」(グライド・エンタープライズ)がある。42枚入りBOXタイプで希望小売価格1500円と、他メーカーのブラント品と比べて割安であることが人気を博し、発売からわずか4年で年商は50億円に達する見込みだという。新宿のドラッグストアの店内でも、「(日本の)ベストコスメ大賞第1位、1億枚突破」のPOP広告が掲げられていた。

情報源:東洋経済

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