2015/10/04

中国銀聯の試練、独占崩れ

中国銀聯が海外展開を急ぐのは中国国内での競争環境が厳しくなっているためだ。中国国務院は6月1日から同社が事実上独占していた銀行カードの決済業務に対する新規参入を認めた。焦点は米ビザやマスターカードなど外資系企業の参入だ。ビザは昨年10月、「中国が市場開放を決めたことを歓迎する」との声明を発表しており、巨大市場に成長している中国への参入に意欲を示している。

電子決済の急拡大も銀聯にとって脅威となっている。中国ではネット取引のカード不正利用に対する不信感が根強く、電子決済では、電子商取引最大手アリババ集団が展開する「支付宝(アリペイ)」が圧倒的なシェアを誇る。

アリペイは顧客のスマートフォンと2次元バーコードを組み合わせた方法を採用し、実店舗の電子決済でもじわじわとシェアを伸ばす。すでに仏カルフールの店舗などでアリペイの利用が可能になっている。

銀聯の強みは中国の隅々まで自社のカード読み取り端末を普及させたこと。だがアリペイは高額なカードの読み取り端末の設置が不要で、アリババの今後の営業戦略次第では一気に勢力図を塗り替える可能性がある。

情報源:日経新聞

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