2016/03/08

リクルート、「モバイル決済 for Airレジ」で小売業や飲食業を支援


リクルートライフスタイルは、2015年12月1日から、モバイル決済に対応するアプリ「モバイル決済 for Airレジ」をリリースした。これによって、小売業や飲食業などの店頭における、モバイル決済へのスムーズな対応を支援する。決済手段としてはまず、中国最大手のオンライン決済サービス「Alipay(アリペイ)」を採用し、中国人旅行客が多く訪れるショッピングセンター、家電量販店などから導入を進めてきたが、2016年春にはLINEの「LINE Pay」への対応を行う予定だ。インバウンド需要への対応にとどまらず、日本人も含めて、広く国内へのモバイル決済の普及を推進していく。

リクルートライフスタイルは2013年11月より、飲食店や小売店向けに、無料POSレジアプリ「Airレジ」を提供してきた。iOS対応のタブレットやスマートフォン(以下、スマホ)と、通信環境さえあれば、初期費用や月額基本料金が不要で、会計、在庫確認、予約管理、売上分析などの機能を利用できる画期的なアプリで、利用アカウント数はわずか2年で21万を突破している。

そして2015年12月1日には、デジタルガレージグループでオンライン決済事業を担うベリトランスとの提携により、新アプリ「モバイル決済 for Airレジ」をリリースした。現金もクレジットカードも使わない“未来の決済手段”、モバイル決済に対応するアプリで、こちらも初期費用や月額固定費はなく、決済手数料のみで利用できる。「Airレジ」とのシームレスな連携が可能となるが、単独での利用も行える。

この「モバイル決済 for Airレジ」の決済手段として、まず採用されたのが、中国最大のオンライン決済サービス「Alipay(アリペイ)」だ。Alipayは世界有数な決済プラットフォームとして、実名認証のユーザーを4億人以上抱えている。圧倒的な強さを持つオンライン決済の他に、スマートフォンにQRコードを表示させるリアル店舗向けの対面決済サービスも大きく展開し、中国本土で60万店、海外にも5万店に既に導入している。その「Alipay」が、「モバイル決済 for Airレジ」のスタートと同時に、日本国内の店舗でも利用できるようになったわけだ。

中国人旅行客が増えていることによる、インバウンド市場への関心の高まりが追い風となって、「モバイル決済for Air レジ」の導入は順調に進んでいる。2016年1月末からはオンラインでの申込受付を開始し、問い合わせの数も増えてきているという。

「モバイル決済 for Airレジ」はiOS対応のアプリであるが、小売業や飲食業などの店舗が導入するには、各種書類を提出して申し込みをし、審査を受ける必要がある。この審査を通過してIDを取得した後に、利用開始となる。

決済時の操作方法は、非常にシンプルだ。アプリを起動して、決済金額を入力し、決済手段を選択。するとカメラが起動するので、顧客に、選択した決済サービスのQRコードをかざしてもらい、読み取ることで、決済が完了する。画面には日本語、中国語、英語の3つの言語を切り替えて表示することができるようになっているので、例えば中国人観光客には、中国語の画面で決済手段や金額を確認してもらうことができる。決済が完了すると同時に、顧客のスマホアプリにもその旨が通知される仕組みだ。

現金やクレジットカードといった物理的なモノを介さず、情報のやり取りのみで、スマートに決済を完了できるのがモバイル決済である。

現時点での導入店舗としては、パルコ、ビックカメラといった大型チェーン店から、沖縄の瀬長島 ウミカジテラス、空港の売店、おきなわワールドなど、訪日外国人旅行者が多く訪れるという共通点がありながらも、規模や業種はさまざまだ。

「私もいくつかの店舗でサービス導入に立ち会ったのですが、最初は不安そうだった店員さんも、操作が簡単なのですぐに慣れてくださり、『もっとたくさんAlipayのお客様に来ていただきたい』とおっしゃっていたのが印象的でした。従業員が数人といった小規模な店舗でも、問題なく導入・活用されています」(リクルートライフスタイル)

導入当初は決済時の訪日外国人とのコミュニケーションが上手くいくかという懸念もあったが、現在のところ問い合わせもほとんどなく上手くいっているようだ。

店舗への代金の入金は、月末締めの翌月末一括払い。決済時の日本円で入金されるので、決済後の為替レート変動の影響を受けることはない。決済手数料は個別に審査・相談の上、決定しているが、比較的低料率に設定されているという。

情報源:Paymentナビ

0 件のコメント:

コメントを投稿