2016/11/29

多慶屋、Alipayのプロモーション力で成果

多慶屋では、2015年12月1日から中国人決済サービス「Alipay(アリペイ)」の店頭決済を導入している。導入から1年が経過したが、Alipayのプロモーションと連携した取り組みにより、想定以上の集客につながるなど、成果を感じているという。同社では、「銀聯」や、他の中国系決済も導入するなど、訪日外国人の取り組みに力を入れている。

年間43万人の訪日外国人が来店しており、最も多い旅行者は中国だが、台湾、タイの顧客も目立つ。中国人観光客を含む免税の売上は、全売り上げの2割に達するときもある。多慶屋には、中国人スタッフが約30人おり、接客に力を入れている。

訪日中国人向けの決済としては、「Alipay」、「銀聯」、「WeChat Pay」を導入している。最も利用されている決済手段は銀聯だが、Alipayもイベントを行うと、銀聯を上回る取り引きが発生している。

システム面では、タブレットにアプリをダウンロードするだけでよく、POSシステムの改修が不要だったことが大きかった。結果的に2カ月で導入。現在、iPad miniは計53台を導入している。

Alipayの決済単価は2万円弱と高額でも普通に利用される。多慶屋の平均決済単価や、クレジットカード決済の平均単価と比べても非常に高い金額だ。傾向として、比較的年配の方は銀聯が多く、30代前半まではAlipayを抵抗なく使う。2016年8月には、Alipayの売り上げが9,600万円、9月には売り上げが1億円程となったように、キャンペーンと絡めた施策により、取扱高は順調に推移している。

昨年のAlipayの1212イベントでは、500元購入してもらうと、200元をキックバックするキャンペーンをAlipayが実施。利用者は、同クーポンを使用して買い物をすると、次に店舗で決済するときにその金額が自動的に差し引かれる電子クーポンとなった。多慶屋は御徒町に複数の店舗を構えているが、買い回りにつながる。

導入時の課題
  • 閲覧画面は中国語であり、また、現場の社員が実際に支払いを体験できないため、シミュレーションがそれほどできなかった
  • キャンペーンと同時の導入で、想像以上の利用者が訪れたため、キャンセル発生時等、店員のオペレーション
情報源:PaymentNaviより抜粋