2017/01/12

WeChatの「ミニプログラム」がデビュー


中国インターネット大手テンセントは、WeChatに埋め込まれた新しい「ミニプログラム」機能を発表した。ユーザーはWeChatの中でアプリのようなサービスをダウンロードしてインストールする必要はない。特定のモバイルアプリを直接開くことができる。

ECサイトのJD.com(B2C大手)、口コミサイトのdianping.com(口コミ最大手)、タクシー配車アプリのDidi(Uber中国を買収)などの人気モバイルアプリは、すでに最新のWeChat「ミニプログラム」機能をリリースしているという。ユーザーが上記のアプリをモバイル端末にダウンロードしなくても、モバイルOSをバイパスしてWeChatで開いて使用することができる。

新機能の導入は、中国Appleのアプリストアに大きな影響を与えていると広く信じられている。テンセント昨年の発表によると、ユーザー数が7億6,800万人を超え、WeChatユーザーの50%が毎日90分を費やしていた。

中国ではGoogle Playにアクセスできないため、中国の消費者はAndroid搭載モバイルシステム向けにサードパーティのアプリストアを利用しており、これらのアプリのサービスプロバイダもWeChatの新機能によって挑戦される可能性が高い。

しかし、「ミニプログラム」の利用はWeChat用のアプリの多くが簡略化されたバージョンであり、フル機能を利用するにはアプリストアからダウンロードする必要があると考えている。これまで利用頻度が低いアプリについては、「ミニプログラム」へのシフトが進むだろう。また、WeChat決済はその機能から最大の利益を得ており、WeChatの強化された活動も収益化に役立つだろう。

今回の動きはテンセントがアプリ配信の分野で、アップルやアンドロイドと肩を並べる中国で最初の企業となる事を示している。ミニプログラムのアプリはWeChat独自のWXMLやWXSSといったプログラミング言語を用いており、HTML5 やCSSと類似点もあるが互換性は無い。

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