2017/01/14

チャットボット、WeChatのほか、Alibaba、Baiduも参入

チャットボットとは会話に自動応答するロボットのこと。WeChatやLINEといったメッセージングアプリでの導入が先行し、最近では米マイクロソフトや米フェイスブック、米グーグルもチャットボットへの取り組みを本格化させている。人工知能(AI)を活用することで、より自然な対応も可能になりつつある。

中国はいくつかのチャットボットの実装を既に見た。中国の大手テクノロジー企業も、「チャットボット革命」を支援するツールを開発している。既に商用しているのはAlibabaのチャットボットだ。ユーザーからの自由な入力と複数の選択肢の回答を組み合わせて使用​​している。ボットがあなたが言ったことが不確かな場合は、いくつかのオプションから選択することができる。
このハイブリッドアプローチを採用することで、Alibabaボットは、顧客サービスに対する柔軟で進化したアプローチを維持しながら、付加価値サービスを提供することができる。

BaiduとTencent(テンセント)も独自のボットを作成するための "自然言語処理"サービスを提供している(ボット自体のワークフローが単純な意思決定ツリーの場合、人間が作成したテキストを正しく処理できることは複雑なAI問題。 そこで、BaiduとTencentが助けることができる)。

Tencentのプラットフォーム(http://nlp.qq.com/)は、あなたがデモボックスに入力した中国語のテキストに対する感情分析や、短い段落で書かれた主なトピックを理解することさえできるなど、興味深い例を提供している)。

Tencentの微信(WeChat)はこの技術を活用し2013年頃からチャットボットを導入し、今では映画のチケット購入や病院の予約、タクシーの配車手配などが可能になっている。これまでは個別のアプリを立ち上げる必要があった作業がまとめてWeChat上で済ませられる。今やWeChatは、中国におけるすべてのモバイルコマースの入り口となるプラットフォームに成長し、日常のあらゆるシーンで使われるようになった。ただ、WeChatのサービス開始当初は、正確に回答するためにチャットボットの裏で人が対応していた。それが今では、蓄積されたデータを活用することで、チャットボット自体にユーザー対応させるよう開発を進めている。
このWeChatのビジネスモデルを踏襲するメッセージングアプリが、米国10代の約40%が利用しているカナダ発の「Kik」である。Kikの音楽サービス「Jam」にチャットボットを活用し、ユーザーの音楽の嗜好を判別して、類似するユーザーをつなぐ機能が若者に好評だ。2015年8月にテンセントと提携し、2016年4月にボットショップを開設、ツールを提供している。

日本で人気のLINEも例外ではない。2016年4月に「BOT API Trial Account」を公開し、企業や個人が開発したシステムやサービスとLINEアカウントを連携させることで、ボットアカウントを作成できるようにしている。既にヤマト運輸が導入した。2016年夏をめどに「BOT API」と「BOT STORE」を公開する予定。チャットボットが実現すれば、レストラン検索やスケジュールアプリと連携させて、予定の通知やクーポンの発行が可能になるほか、スマート家電などのハードウエアと連携してLINEから操作できるようになる。LINE一つで様々なアプリを代替する将来像が見えてきた。

情報源:Chatbot、ITPro、ChinesePayment翻訳編集

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