2017/02/22

Apple Pay中国1周年、上り坂を登る



Apple Pay(アップル・ペイ)は米国で人気が高まっているが、広大な中国市場で競争相手の群から自ずと才能が現われずに、大きな波乱なく止まっている。

アップルは米国で2014年10月にモバイル決済サービスを開始した。2016年2月18日に中国銀聯と提携して、世界最大のスマートフォン市場である中国に進出した。

Apple Payは、今月2月にボストン・リテール・パートナーズが発表したデータによると、米国加盟店の36%はApple Payに対応している。2016年の16%から大きく増加し、米国では第1位の決済サービスとなり、PayPal(34%)を追い越している。

この決済サービスが中国に入ったとき、中国のアップルユーザーの約30%がそれを使いたいとの調査結果だが、1年後の伸び率はこの予想を大きく下回っている。

「当社の店舗は毎日何百もの顧客を獲得しており、その9割がApple Payの代わりにWeChatやAlipayのようなモバイル決済サービスを利用している」北京のあるスーパーマーケットの従業員はこう言った。

北京のあるチェーン・ベーカリーは、「昨年、アップル・ペイで支払うことを求めた顧客はほとんどなかった」と語った。「顧客はWeChatPayとAlipayに慣れているから、これは十分だ」と付け加えた。

米国消費者の支払い習慣が現金から銀行カードに、その後Apple Payへと変化したため、Apple Payの対応率は米国で高くなっている。だが、中国の消費者にとって、Apple Payが市場に参入する前にローカルの決済サービスが使用されていた。WeChatやAlipayよりもそれほど優れていないため、Apple Payにシフトするインセンティブが少なかった。
調査会社易观智库の中国モバイル決済市場報告書によると、2016年度第三四半期において、Alipayの50.42%に続き、WeChatPay(Tenpay)は38.12%を占めている。銀聯のモバイル決済は1%に止まっている。

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