2017/02/17

中国、米国のモバイル決済を上回る

ファイナンシャル・タイムズは、中国のスマートフォンでの支払いは、米国におけるモバイル・トランザクションの数の50倍近くであり、フィンテック・セクターの潜在的可能性を後押ししていることを示している、とファイナンシャル・タイムズが報じた。
FTによる中国と米国の統計比較

iResearchの報告書によると、第三者決済事業者によるモバイル決済金額は、中国では3800億元(3兆5,000億ドル)を昨年の3倍以上上回った。Forrester Researchは米国では39%増の1120億ドルを計上した。

中国のモバイル決済の増加は、オンラインショッピングの爆発的な成長と、ピアツーピア融資や容易にアクセス可能なMMFなどのインターネット金融サービスによってもたらされたと同紙は報じている。

国家統計局によると、オンライン販売は2016年に26.2%増の5.2兆元に達した。2012年に中国のミューチュアルファンドの半数以上がオンラインで販売されているが、これはわずか5%に過ぎない。

情報筋によると、昨年はオンライン決済の転換点だった。物理的な小売業者のプレゼンスが普及したためだ。顧客は、スターバックス、イケア、または朝食用の屋台やマニキュア・ショップでの携帯電話での支払いを選択することができる。

Alipay WalletとWeChat Payはそれぞれ独占的な役割を果たしているが、米国市場はApple、Google、Samsung、PayPalに分かれている。

クレジットカード利用歴史が短く、浸透度が比較的低いことは、中国の繁栄したモバイルペイメントに寄与しているという。デビットカードによる煩雑なオンライン決済と比較して、AlipayまたはWeChatによる決済は、小売店のPOS(point-of-service)端末またはスマートフォンからのQRコードをスキャンするだけで完了する。

中国のモバイル決済市場の優位性により、AlibabaとTencentは、セグメンテーション広告だけでなく、信用格付けにも使用できる貴重なユーザーデータにアクセスできるようになったという。

情報源:ChinaDaily、FT、ChinesePayment翻訳編集