2017/02/24

アリババのO2O「ニュー・リテール」

アリババは、中国の小売り大手の百聯集団と提携すると発表した。百聯集団は中国国内で百貨店やショッピングセンターなど、スーパーマーケット、コンビニエンスストアまでを運営している。中国チェーンストア・フランチャイズ協会によると、「2015年主要百貨店チェーンのビジネス状況」では、百聯集団の売上高は1位、その後、王府井百貨店と銀泰百貨店。

百聯集団とアリババが協力する分野は、技術研究開発、サプライチェーンの統合、会員システム、金融、決済、物流システム。アリババは、昨年馬氏が提唱した「ニュー・リテール」を確実に進め、ネットと実店舗の融合を目指す。
  • 2013年、アリババは銀泰百貨店との戦略的協力を提携、2014年に銀泰百貨店の筆頭株主となった。
  • 2015年、アリババは家電量販店の最大手である蘇寧に約283億元出資、後者の第二位株主になった。
  • 2016年末、アリババ子会社が浙江省のスーパーマーケットチェーンの三江ショッピングに21.5億元出資し、株式の32%を取得した。

今回の百聯集団は百貨店以外、ショッピングセンター、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの三つの小売業態も持ち、それぞれセンチュリー聯華、聯華スーパーマーケット、華聯スーパーマーケットとクイックコンビニの4ブランドで拡大し続けている。聯華スーパーの年次報告書よると、2016年6月時点で全国店舗数は約3800点がある。
黄色系はアリババ、灰色系は京東

しかし、競合のネットスーパーである京東も先に行っている。小売大手の永輝スーパーに出資、ウォルマートと提携している。

2015年の中国チェーントップ100社では、アリババが提携した百聯集団は7位、三江ショッピングは84位、京東が選んだウォルマートは5位、永輝スーパーは10位である。

これからもインターネット企業によるリアル小売企業の買収が増えるだろう。ネットと実店舗の融合(O2O)もしくは「ニュー・リテール」がどうなるかが楽しみだ。

情報源:DT財経、ChinesePayment

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