2017/10/18

中国モバイル決済市場は2強寡占へ

調査会社艾瑞iResearchは先週末、2017年度第2四半期(4~6月)の第三者モバイル決済市場の報告書を発表した。報告書のデータによると、同期の中国第三者モバイル決済取引規模は27兆1千億元(1元は約17.0円)に達し、前年同期比95.4%増加し、前期比では19.5%増加した。このうち支付宝(Alipay)と微信支付(WeChat Pay)のシェアが合計94.3%に達し、前期比0.3ポイント上昇した。

今年に入ってから、AlipayとWeChat Pay(Tenpayも含む)が決済シーンを次々開拓し、第三者決済市場におけるシェアの変動がますます小さくなり、両巨頭の寡占状態が続いている。第2四半期のシェアの変化をみると、両者の合計が前期の94%から94.3%に上昇した。注視されるのは、この上昇分のほとんどを支付宝が担ったということだ。

艾瑞調査のデータでは、AlipayとWeChat Payの市場シェアはどちらも小幅に変動しており、支付宝は第1四半期(1~3月)の54%が54.5%になり、財付通は40%が39.8%になった。

さきに易観が発表した「中国第三者モバイル決済市場四半期別モニタリング報告2017年第2四半期版」のデータをみると、17年第2四半期には支付宝のシェアが53.70%に上って首位に立ち、第1四半期の水準を保った。微信支付(WeChat Pay)の親会社騰訊(テンセント)の金融市場シェアは第1四半期から0.4ポイント低下して39.1%になった。

両大手の合計シェア上昇と対照的に、その他の決済企業の市場シェアは全体として低下が加速した。

艾瑞諮詢はモバイル決済市場全体の安定局面現象について、「モバイル決済分野では、取引規模への影響が大きい要因によって、たとえば利用者の規模、利用者の決済ブランドに対する認知度などによって、AlipayとWeChat Payの両巨頭への市場シェアの集中が続いている」との見方を示した。

情報源:銭江晩報