2018/04/02

銀聯とWeChat Pay、QRコード決済における業務提携を開始

4月1日に執行された中国のバーコード決済新規則の初日に、中国銀聯とWeChat Payは、QRコード決済における業務提携を開始すると発表した。3月下旬に決済業界で流された銀聯がAlipayとWeChat Payとのシステム接続の内部資料が証明されているようだ。

銀聯によると、昨年に中国人民銀行が発表した「バーコード決済サービスの仕様(試行版)」や決済イノベーションに関する通達などの金融監督機関の見解を踏まえて、テンセントとバーコード決済業務の提携を決定した。

銀聯がWeChat Payと共にシステム接続、共同試験、サービス商用確認などのフェーズが完了し、すべての準備は完全にできているという。これからは、銀聯のアクワイアラにWeChat PayのQRコード決済のサービス規約およびテスト環境を提供する予定。近々、銀聯のオープンプラットフォームでも開発仕様と導入手順書等の該当ドキュメントを公開するそうだ。

銀聯とWeChat Payとの業務提携の背景には、昨年に中国人民銀行が定めたバーコード規則がある。この規則によると、バーコード決済サービス提供者は、必ず中国人民銀行の銀行間決済システムまたは法的資格を有する清算機関を通じて決済取引を処理することになっている。決済事業者が直接銀行システムに接続することを禁じられている。

現時点では、その「法的資格を有する清算機関」は銀聯と網聯の2社しかない。オンライン決済は網聯で、リアル決済は銀聯とすみ分けている。とりわけ、昨年にサービス開始した網聯は、既に340以上の銀行や100以上の決済事業者と接続できており、累計トランザクションは100万件を超え、取引の取扱金額約3兆元。WeChatとAlipayはすでに昨年網聯に接続している。

不動の地位を築いてきた銀聯でさえ、網聯の躍進に少し脅威を感じているだろうか。今年に入ってから、銀聯はWeChatとAlipayにアプローチし、オンライン決済でもあるQRコード決済を自分の清算ネットワークの傘下に置くと目論んでいる。WeChat Payとの提携はその成果の一つで、いずれAlipayも銀行とカード会社との接続を切り離して銀聯のネットワークを利用するだろう。