2018/03/03

スマホ決済、中国先行で韓国に焦り

韓国亜洲経済によると、中国でスマートフォンを使った電子決済が急速に普及していることを受け、韓国では「IT大国のお株を奪われる」と焦りが広がっている。

中国では現在、支付宝(Alipay)、微信支付(WeChat Pay)などさまざなな電子決済サービスが普及し、人々は買い物から食事、旅行、生活雑費までスマートフォンで支払いが可能になっている。正月のお年玉までスマホであげる時代で、現金は過去のものになりつつある。

しかし、記事によると韓国ではまだそこまで電子決済は普及していない。街角の小さな店やデパート、大型スーパーでも、スマホで代金を支払うのは難しい。韓国のスマホ決済額は昨年15兆ウォン(約1兆5000億円)だったが、中国は10倍の150兆ウォン(約15兆円)規模に達しているという。

一方で、記事によると、ソウル中心部のショッピングエリア・東大門で春節(旧正月)期間中「スマホ決済できます」と張り紙を出した店が出現した。韓国製のスマホ決済サービスを利用したものだが、100人のうち利用したのは3人にとどまったという。韓国でスマホ決済が普及しない背景には、巨大なクレジットカード市場があるためともみられている。

韓国がAlipayとWeChat Payの海外マーケットの中で最も成功している国だと筆者はみている。日本のカード会社と異なり、韓国ローカルカードスキームや銀行、VAN事業者は中国のモバイル決済を積極に取り入れ、インバウンドビジネスの突破口としていち早く加盟店に導入している。

情報源:参考消息網、WeChat