2018/03/11

デジタル中国、テンセントCEOの八つのアドバイスとは

「フランスの若者からテンセント(Tencent)の馬化騰(Pony Ma)CEOへのメッセージ」という動画が中国でこのほど、話題になった。中国で8年暮らしているというフランス人の若者が、帰国した際にWeChat Payが使えなくて不便に感じたので、早くフランス市場を開拓してくれと訴えている動画だ。

馬CEOは、WeChat Payが現在、海外市場の開拓に力を入れており、パリの大手デパートや、北海道の空港などでも使用できるようになったと説明。中国人観光客の利用が多いのが理由であり、「現地の人の生活に浸透しているわけではない。本当の意味での海外進出には、ライセンスの申請などに時間もかかるし、難易度も高い」と話した。

この場で、馬CEOは自身の八つのアドバイスを紹介。「デジタル中国」「工業インターネット」「デジタル文化」「金融セキュリティ」「医療・健康」「若者の人材育成」「広東・香港・マカオ大湾区建設」「環境保護」についてだ。

「デジタル中国」の建設について、「『インターネット+』から『デジタル経済』へについては、縦方向への進化。『デジタル経済』から『デジタル中国』へは、横方向への広がりを意味する。経済の拡大から、人々の日常生活や行政といった社会の各分野へと、異なる次元から中国のデジタル化の青写真を描くべきだ」と馬CEOは話した。

また、「デジタル文化」「医療・健康」「若者の人材育成」などの五つの切り口からIT化を加速すべきだとも語った。インターネットと実体経済を融合させ、「デジタル・エコシステム共同体」を形成すること、積極的に国際交流や協力関係を展開して、「デジタル中国」について議論を深めていくことなどが重要だと強調した。

「広東・香港・マカオ大湾区建設」については、「3都市間の『多文化共生』を強固にし、3都市の発展に対する住民の帰属感を見いだしてもらう必要がある。政府は3都市の若者の交流や理解、融合といった点に着目し、世界的な企業の地域統括本部やイノベーション研究開発センターの誘致に力を入れるべきだ」と話した。

情報源:CNS